やっぱり前歯がないと食べ物は噛み切れない
8/4(日)入院4日目終了:入院後、初めて固形物を食べられた
今日の診察の際、担当医の先生に「前歯の差し歯は、いつ頃つけることが出来るか」をお聞きしたところ、やはり前歯に付けた固定用のワイヤーが外せないと差し歯は入れられないとのことで、それには最低でも3ヶ月かかるという。
しかも上の前歯は差し歯に出来るが、下の前歯は無理で入れ歯になるという。
あぁ、やっぱりか・・・orz。
下の前歯は、左右の糸切り歯から糸切り歯までの6本がそっくり無い状態だったので「これ、差し歯って出来るのだろうか?」と思っていたら案の定だった。
もっとも下の前歯は口を開けてもあまり見えるわけじゃないから、見た目の問題は特に気にしていないのだが、自分は現在42歳で、その歳で入れ歯が必要になったこと自体がショックだった。
でも今さら何を言っても仕方がないので、これは受け入れるしかない。
それより問題なのは、発音がしづらい件。
前回のエントリ(あれ、変だな?前歯がないと上手く喋られないぞ?)でも書かせてもらったが、前歯が無いと上手く喋る事が出来ない。
うまく例えることが出来ないのだが、一部の音だけ、自分の場合は特に「し」と「ち」が発音しづらい。
だから、しゃべっててちょっと違和感があるような喋りになる。
口周りの痛みはだいぶ引いてきていて、今痛いのは上唇の内側の切れたところくらい。
それすらも触らなければ全然痛くない状態なので、個人的には「もうあと2、3日で退院できるんじゃないか?」と思っているレベルなのだが、いかんせん会社に復帰するにしても、この喋りでは仕事上支障を来すと思っている。
自分が特に問題視しているのが「電話対応」時。
電話だと普通の時ですら、こちらの言葉を相手が聞き取れないことがあるというのに、発音が悪いとより一層聞き取りにくくなるわけで、これはさすがにまずい。
でも、これも慣れの問題で、こちらがゆっくり話すなりして意識すれば済む事? なのだろうか?
あぁ、めんどくさい・・・。
早く元に戻りたい・・・。
それはともかく、だいぶ口の痛みも引いてきて、さすがに毎食とも流動食では物足りなくて腹が減るようになってきた。
それで、今日はコロッケとピーナッツバターパンを買ってきて、昼食の流動食と一緒に食べることにした。
それがこれ。
docomo SO-01B
本当はこの写真の空いているところに、コロッケとピーナッツバターパンがあったのだが、それを食べた後に、写真を撮るのを忘れていた事に気づいたので、結局撮り損ねてしまった・・・。
#せっかく入院後初めて食べた固形物だというのに、記念に撮っとけよな。
それで、入院後初の固形物を食べられた感想というと、
「やっぱり前歯がないと食べ物は噛み切れない」
それに尽きた・・・。
前歯がなくても、コロッケのような柔らかいものなら唇で挟めばちぎれてくれて、問題なく食べられるかと思っていたのだが、その考えは甘かった。
コロッケを唇で噛んだまでは良かったが、そこから全然噛み切れないし、ちぎれてくれもしない。
#ただ、同じ唇で挟んだにしても、前歯があればちゃんと噛み切れたと思う。
やはり唇だけじゃ前歯の代わりには、ちっともならなかった(笑)
油物を自前の箸で食べると洗うのが大変*1だから、なるべく使わないで済ませたかったのだが、仕方なく箸で一口サイズに小さくするしかなかった。
しかし、そうやって一口サイズにさえしてしまえば、コロッケだろうと、パンだろうと、奥歯は健在だったのでちゃんと食べられた。
「なんだ。流動食じゃなくても、ちゃんと食べられるじゃないか」と安堵したのと同時に
「前歯が入るまで、これから3ヶ月以上こんな不便な食生活が続くのか・・・」という想いも感じて、
めんどくさがり屋の自分は、またしてもへこむのであった。
だが実は、担当医の先生に「固形物を食べていいかどうか」を確認していなかったりする。
本当に食べて良かったのだろうか?
(もう遅いけど)今度の診察のとき確認してみるつもりだが、
それで「だめです」なんて言われた日には、残っているアンパンどうしよう?(笑)
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*1:そのために台所用洗剤をわざわざ用意してられないよ