改めて健康であることのありがたさを知った
8/1(水) 入院1日目終了:とにかく食事が大変。
7/31の17:50ごろ事故にあい、治療が終わったのは8/1 1:30頃。それから人生初の入院生活が始まった。
病室が相部屋だったのと、傷の痛みのせいで、朝までほとんど眠れなかった。
一番痛いのは、事故の際に強打した口周りで、唇が切れたところと、折れた歯の歯茎。
歯が折れてしまったところは根元から折れてしまっていたため残すことができず、全部抜歯された。だから前歯はほとんど残っていない。
あと右肩の擦過傷と右ひざも打撲していたため、右向きで横になれない状態。
唇が腫れて、痛くて口を閉じられない。そのため一番困ったのは食事だった。
食事は流動食が用意されたのだが、喉はなんともないので飲み込む事は問題ない。
しかし、口が閉じられないので、流動食を口の中に入れても、口の外にたれてきてしまう。
だから、朝食は食べるのを諦めて、代わりにブリックパックの栄養ドリンクのストローを口の奥までつっこんで、パックを押して飲み込むのが精一杯だった。
そんな調子で、ほとんど食事が取れない状態だったため、代わりに点滴をずっとしていた。
でも自分は病気じゃないので普通に食欲はあったから、点滴ばかりではどうしても腹が減ってしまい、もともと自分は貧血ぎみなところもあったせいで立っているのがつらくなってきた。
そこで昼食の時は、看護師さんが機転を利かせてくれて、こういったものを用意してくれた。
docomo SO-01B
これは注射器の先にゴムチューブがついたもの。
これで流動食を吸い上げて、チューブを口の奥までつっこんで注射器で押し出すというやり方で、やっと流動食を飲めるようになった。
あ、ここで飲めるという表現を使ったけど、流動食を食べたことない人だとわからないよね。
自分も流動食ってどんなものかわからなかったんだけど、今回初めて知ったよ。
食事のメニューには、おひたしとか、じゃがいもの煮付けとか書いてあるから、てっきり固形物があるのかと思っていたら、そうではなくて全部スープ状なのよ。
それで、そのスープの味がそれらの味がするってだけ。だから食べるというより、飲むと言った方が正解。
でもねぇ。やっぱり食事は固形物がないと物足りない。
そりゃ口の中も痛くて、とても噛む事なんて出来ないのでしようがないんだけど、なんかこの注射器を使って喉に流動食を流し込んでいると、とても食事を取ってるという感じがしない。
それどころか、そんなことまでしないと、食事をとる事が出来ない自分の姿がとても情けなくて、かなりへこんだ。
それ以外にも、何かと入院生活は不自由なことが多い。それについては追々語っていくつもり。
抜歯したところの歯茎がふさがって、口の中が切れたところも直るまでは、大体1週間くらいかかるらしい。それまでは入院が続く。
入院して初めて、いかに今まで健康でいられたことがどんなにありがたいことだったか、改めて知る事となった。
早く傷が直って欲しいなぁ。