自転車用ヘルメットの値段の違いと必要性の是非について
今回のエントリ記事では、13/7/1から愛媛県で「大人も自転車に乗るときはヘルメットを着用する」という条例が施行されたことに関して語ってみる。
まず個人的には、自転車でもヘルメットはかぶった方がいいとは思う。
けれども、一般人(本気チャリ乗り以外って意味ね)に「ヘルメットをかぶってもらう」というのは、かなり難しいとも思う。
その理由は2つ。
- 自転車用ヘルメットが高い
- ヘルメットをかぶった「見た目」に抵抗がある
まず1つ目の理由。
自転車用ヘルメットって意外と高いのよ。安いやつでも4~5000円以上、高いやつだと万単位になる。
ちなみに、なんでそんなに値段の差があるかというと、その違いはずばり通気性の違い。
自転車用のヘルメットって、通気用の穴がいっぱいあいてるよね。
こんな風に↓
この通気用の穴の大きさが、安いやつだと小さくて、高いやつだと大きくてたくさん開いてる。
例えば真夏の太陽の日差しのなか、普通にチャリ乗ってても汗だくになるというのに、そんな中ヘルメットをかぶる場合を考えてみて欲しい。
この穴がなかったら通気性が悪くてシャレにならないよね。
だから穴は大きければ大きいほど、多ければ多いほど通気性がいいから、高いヘルメットほどたくさん穴が開いている。
でも、なんで穴の大きさ、多さが値段に影響するのか?
それはヘルメット本来の目的である衝撃吸収能力に関わってくることだからなんだよね。
穴を大きく、多くするということは、衝撃を吸収するための面積が減る。もっと正確にいうと衝撃吸収材の量が減る。
衝撃吸収能力は、単純にいうとその吸収材の量に比例するから、その量が減ってしまう分、より良い素材や、ヘルメット自体も凝った構造を採用する必要があって、それがヘルメットの値段に影響してくるというわけ。
あと、穴が大きいということは結果的に軽量化にもつながるから、高いやつは当然軽い。
それはともかく、まずヘルメットの値段を見て大概の人は引くよね。
それに加えて、2つ目の理由。「見た目」の件。やっぱこれが最大のネックになっていると思う。
自分は、今でこそロードバイクやMTBに乗るときは普通にヘルメットかぶるようになったけど、やはり最初にヘルメットをかぶった時、その見た目にかなり抵抗があった。
「レースやるわけでもないのに、大げさすぎるんじゃないか?」ってね。
でもね、ロードバイクやMTBなら、ヘルメットかぶっていてもまだ「様になる」からいいよ。
ママチャリ乗るのに、上記のような本気仕様のヘルメットって似合わなさすぎ
自分はママチャリでも(例え自転車走行可能の歩道があったとしても)ロードやMTBと同じく車道をガンガンとばして走るので、本当はかぶった方がいいのはわかってるんだけどね。
#ママチャリもちょっといじってて「ママチャリでハンドルよりサドルの高さが高いってマジありえなくな〜い?」で紹介してます。
でも「何あれ?ママチャリに本気仕様のヘルメットってありえなくない? ヒソヒソ」っていう目で周りから見られるかと思うと、どうしてもかぶる気になれん!のよ。
だからママチャリに乗る時はかぶったことないです・・・。
結論として、冒頭にも書いたとおり、自転車に乗るときにはヘルメットは必要とは思うけども(いくら条例化したとしても)ヘルメットの値段が高いということもあるし、見た目にも抵抗があるだろうから、一般人には受け入れにくいのではないかなぁというのが個人的感想。
それにね。ヘルメットも車のシートベルトと同じで、かぶればいいってもんじゃないの。
ヘルメットが頭の大きさにあっていなかったり、あご紐をしっかり締めてなかったりすると、衝撃を受けたときにヘルメット自体脱げちゃうからね。
それじゃまったく意味ないでしょ?
本来はその辺りもしっかり指導するなり、周知することもすべきなんですよ。
でも、もしそれを考えていないで、ただ「ヘルメット着用条例化しました」じゃ、まったくもって絵に描いた餅だと思うんだけどなぁ。
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上記で紹介したやつですが、自分が実際に使っているのは、これの1つ前のモデルのREGASというやつです。色はこれと似た感じ。
そして、実はこれの他にもう1つ、これよりグレードが落ちるLEFFというモデルも持ってるんだけど、さすがにLEFFより高いだけあってREGASの方が見た目も通気性もいいです。
こっちが、自分が持ってるもう片方のやつ。ちなみに、このブログのプロフィール写真でかぶってるのもこれだったりする。
OGK KABUTO(オージーケーカブト) LEFF [レフ] アクティブシルバー M/L
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