休職は心の休養
現在休職中です
実は今月(13年5月)に入ってから会社を休職している。原因は職場の人間関係悪化によるストレスで適応障害を発症、それがきっかけでうつ状態になってしまったため。
人間関係の悪化は1年くらい前からだが、それが原因でストレスがたまり始め、特に今年に入ってからは、職場の上司や同僚がいる前で物にやつあたりしたりして、明らかに周りに迷惑な行動を取るようになってしまっていた。
そのあまりの行動のひどさゆえに上司から行動改善するよう指摘をいただいたこともあって、そこで改めて自分の身の振り方を考え、もう精神的に限界だと感じ自分から休職願いを出して休職した。
今はだいぶ気持ちも落ち着いているので、気持ちの整理も兼ねて、その辺りの経緯を書こうと思う。
関係悪化のきっかけ
まず職場の人とは昔から仲が悪かったわけではない。それどころかむしろ尊敬すらしていたくらいなのだが、それでも我慢ならないことが一つだけあった。それは、食べ物を食べる時や、飲み物を飲むときの音。つまり咀嚼音。
自分は昔から音には神経質で、その中でも特に他人の咀嚼音が半端なく嫌い。
なので個人的にすごく気になって仕方がなかった。食べ物を食べれば「くちゃくちゃ」、飲み物を飲めば「ずびずび」と音を立てられると、とても不快で我慢がならない。
本来なら「やめてもらえませんか?」と言えばすむことだが、自分的には怒りが先走っているので、とてもそんなふうに穏便に言うことなどできず、自分の気持ちを押さえ込むしかなかった。
だが最初は我慢できていてもそれがだんだんストレスになってきて、周りに人がいるにも関わらず、キーボードを激しく叩いたり、椅子をけったり、とてつもなく迷惑な行動を取るようになってきた。
当然、こういう行動によって周りに迷惑をかけているとはいう自覚はあったのだが、怒りを抑えることができずそのまま行動に出てしまっていた。
徐々にうつ状態へ
ストレスがたまるにつれて人付き合いも億劫になり、とにかく会社にいたくない、人に会いたくない、という思いが強くなってきていた。
できるだけ会社にいたくないため定時になれば1分1秒でも早く会社から帰っていたし、ましてや歓送迎会などの飲み会はすべてパス。
この頃から何をするにも興味がなくなってしまって、だんだん生きていくのさえ億劫になってきていた。
さすがに自殺しようとまでは思わなかったが、自分は自転車通勤をしていたので、自転車で車道の路側帯を走っているときに「このまま後ろから車がつっこんでくれば楽になれるのにな」とか思ったりしたことも1度や2度ではない。
それでも無理して気持ちを押さえ込んでいた
今思い出してみると、この頃は「仕事したくねぇ」「会社いきたくねぇ」というのが口癖だった。自分的にこういうフレーズは「仕事を怠けたいときにでるものだ」と思っていたので、そんなものは気持ちの持ちようでいくらでもなんとでもなると思っていた。
でも、これが心の正直な叫びだったんだろうな。そこまで追い詰められているにもかかわらず、それを聞かなかったことにして、単なる気の迷いとして気持ちを押さえ込み続けていた結果、散々職場のみんなに迷惑をかけ続け、しかも休職までするはめになったわけだ。
でもおれはまだいい。最後の一線を越えることなく今も生きて存在しているから。
ここで改めて休職を快く承諾していただいた上司の方、同僚に、今一度深く感謝したい。
最後に
心の病気にかかったことのない人は、簡単にこう言う。
「心配事なんて単なる気の持ちようでなんとでもなる。なんでもくよくよせずにポジティブに考えろよ」と。でもそんなのは大嘘だ。
「心の病気は本当にある。人として全てを失う前に、今背負っているもの、抱えているものを全ておろして遠慮なく休養するべきだ」