たまには部屋をかたづけようよ

部屋を片付けせなあかんと思いつついつも放置プレイ。そんな自分の日々の想いをつづった日記系ブログですよ?

最近書いた記事

巫女のMさん(中編2)


オカルト】【カミカゼエース先輩シリーズ巫女のMさん(中編1)の続きです。


 店内に入ると4人用の個室に案内され、自分とS先輩、KさんとMさんがそれぞれ並んで座った。

「とりあえずビールでいいですよね? じゃ、生中4つで」

 自分が店員さんにそう言ったところ、Mさんが口を挟んだ。

「ちょいまち、アタシお酒飲めないんで、ウーロン茶にしてくれっかな?」

「えっ、あ、そう? ごめんね。あ、店員さんすみません。生中3つとウーロン茶にしてください」

 うーん。Mさんが相手だとちょっと調子が狂うな。でも今時の若い子だし、そんなもんか。

「えー、それでは、今日はMさんと自分達の初顔合わせということでもありますし、まずはお互い自己紹介でもしますか。じゃ、まずは自分から自己紹介します。自分はS先輩の1コ下で、S先輩とは中学時代はバスケ部、あと大学時代も一緒だったBといいます。S先輩にはいろいろ……」

 と言いかけ、ちらっとS先輩を見て……、あー、はいはい、以前のように余計なことはいいませんよ。

「いろいろとお世話になり楽しい学生生活を送らせてもらいました。ついこの前、地元でばったり十何年ぶりかに会ったのをきっかけに、こうやってこの場にお呼ばれさせていただくことができました。ありがとうございます」

「んじゃ、次はオレか。まぁ、BもKも既にオレのことはよく知ってるだろうから、自己紹介はMさんに向けてだな。初めまして。オレはさっきBが言ったとおりBの先輩で……」

 S先輩がそこまで言ったところで、またMさんが口を挟んだ。

「それはさっき、そこのBって人が言ったからもう知ってる。あと姉ちゃんの先輩でもあるんでしょ。あとはもう言わなくていいよ」

 ちょ、どんだけ上から目線なんすか? さすがのS先輩もあっけにとられてるよ。

「ちょっとM。いい加減にしなさいよ。人が喋っている時にそんな風に横やり入れたら相手に失礼だってわからないの?」

「だってぇ、自己紹介なんてつまんないでしょ。それよりさぁ、なんかここんとこ3人でオカルトスポットに行ってるんだって? そっちの方がすごく興味あんだけどぉ」

 そういや、以前KさんがMさんだけは霊感がないって言ってたな。

「アタシさぁ、霊って見たことないんだよね。姉ちゃんはいつもなんかかしら霊体験してるみたいなんだけどぉ、なんかアタシだけうちの女系家族で霊感ないんだよねぇ。婆ちゃんも母ちゃんも姉ちゃんも霊感バリバリあるっつーのに、なんでアタシだけないんだろ? チョーつまんねーんだけど」

 ん? もしかして次オカルトスポットに行くときは、自分も連れて行って欲しいということか?

「もしかして次オカルトスポット行く時、一緒に行きたいとか?」

「それよ、それ! わかってんじゃん。Bっつったっけ? アンタ察しがいいよ。ということで次はアタシも連れてくこと決定っつーことで」

「こらM。年上の人に向かってなんて口聞いてるの? ちゃんと言い方考えなさいよ。あとそんな軽い気持ちでオカルトスポットなんていくもんじゃないの」

「だって、姉ちゃんは、婆ちゃんからオカルトスポット行ってもいいって言われてんでしょ? なのになんでアタシはダメなんよ?」

「私だって勝手にオカルトスポットになんて行けないの。あくまでもお婆ちゃんから許可をもらわないとだめなんだから」

「じゃ、今度はアタシの分も一緒に許可もらってくれっかな? それならいいじゃん?」


 その時、店員さんが生中3つとウーロン茶を持ってきてくれた。

「飲み物も来たことだし、とりあえず乾杯しますか。それじゃこうやって4人揃ったのも何かの縁ということで、かんぱーい。みなさん、お疲れさまでーす」

「お疲れー」「お疲れさまですー」「おつー」


 巫女のMさん(中編3)に続きます。

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