たまには部屋をかたづけようよ

部屋を片付けせなあかんと思いつついつも放置プレイ。そんな自分の日々の想いをつづった日記系ブログですよ?

最近書いた記事

同じMTBで迎えたダブル成人式の思い出と人生最大の危機?

 前回のエントリ(自転車は何年もつの?「えっ?自分のMTBは24年もってるけど?」)の続きです。

 前回までのあらすじは「成人式に参加しないでMTBで山登りして、成人式をやっている会場を見下ろして優越感にひたってやった」って話でした。


 で、時は流れ、それからちょうど20年後。成人の日の直前の'10年12月のことです。

 ふと思いだしたんですよ。そういやあれから20年経つんだなって。

 「もうあれから20年も経つのかぁ。しかも、あの時に山登りしたMTB*1まだまだ現役で乗ってるし、ダブル成人式ってことであの時と同じことやってみるか」ってことになった。

 ただ20年も経っているから、下手すると道がなくなっている可能性もあったので、事前に車でその道の登り口まで確認しに行ったのよ。
 そしたら、ちゃんと残ってた。しかもところどころではあるが、以前と違って舗装もされているような感じ。

 そこまで確認して「ここから先は成人の日、当日のお楽しみ」ってことで帰ってきた。




 で、20年後の成人の日を迎えたんだけど、想定外のことが起きてた。

 その2、3日前くらい前に、雪が降ったんだよね・・・。

 12月に事前に下見はしていたとはいえ、雪が降ることまでは想定していなかった。
 雪が降ったのは一時的でその後は晴れてたんだけど、現地に行ってみないと道路にどのくらい積もっているのかわからない。

 何せ登り道だから、雪がたくさん積もってたら登るのなんか無理だからね。
 もしそうだったら諦めて帰ってくることにして、とりあえずMTBで現地に向かってみた。

 下見した登り口までは雪も残っておらずすんなり行けた。でも、その登り口あたりはやはり雪が残っていた。それがこの写真。

真正面のてっぺんが目的地の頂上
f:id:BNorider:20110110105728j:plain
DMC-LX3
 こんな感じで雪がうっすら残ってた。木に隠れて見づらいけど、真正面の山のてっぺんに鉄塔みたいなのわかるでしょうか?そこが目的地の頂上です。

 とにかくそこから先は登ってみないとわからないので、とりあえず登ってみることにした。

 でも最初はうっすら積もってた程度だったんだけど、登るに従って木が多くなってきたせいで日陰が多くて、そこは雪が2,3cmくらい残ってた。

 ただでさえ坂が急なのに、雪のせいでタイヤは滑るし「これ以上はもう登れないかも」と何度思ったことか。
 でもギアを一番軽いやつにして、ゆっくりだけどなんとか意地で登りきったよ。

 雪のせいで、登るのにめちゃ苦労したし、何度も絶望的になりかけたもんで、頂上まで登りきれた時はものすごく感動した。

 実は登る前は
 「いくら20年前とはいえ1回登っているわけで、さすがにその当時と同じ感動は得られないよな
 と思っていたんだよね。

 でも想定外の雪で苦労したことによって、こんな感動を得ることができた。
 この時ばかりは「雪が降ってくれて良かった」と思ったね。


 しかし、この山の頂上に来たのは本当に20年ぶりだ。
 前回登ったときに、まさか20年後、同じ場所に、しかも同じMTBで来ることになるとは夢にも思っていなかったので、ものすごく感慨深いものがあった。

 と同時に、この20年間のことを振り返ってみて、いろんなことがあったよなぁ、と懐かしい思いがいっぱいこみ上げてきたよ。

 とてもいいダブル成人式の思い出になった。
 そしてその感動を与えてくれた、紛れもない立役者であるMTBにも本当に感謝したね。
 これからもずっと大事に乗っていこうと思った。

このMTBが今回の立役者ですよ
f:id:BNorider:20110110113812j:plain
DMC-LX3
 頂上の雪の積もり具合はこんな程度で済んでいるけど、途中の道はこんなレベルじゃなかったっすよ。


頂上からの眺め
f:id:BNorider:20110110114021j:plain
DMC-LX3
 これが20年前も見た風景。あの時も、こうやって成人式の会場を見下ろしてたんですよねぇ。


 と、感動の余韻にひたっている自分だったけど、そのあまり一つ大事なことを忘れていたんですよ・・・。




 記念に写真も撮って、さぁ帰るかと思った時に、そこでやっと自分がとても大変な状況に置かれていることに気づいた。


 「あれ?そういえば、帰りって下りだけど、あの雪道で、無事に下まで降りられるの?


 ちなみにその山道は、車1台通るのがやっとの狭い道で、曲がりくねっていて、場所によっては勾配が10%くらいあります。
 ガードレールなんて都合のよいものはなく、その先は崖。
 雪道だから当然ブレーキも効きません。
 そして、前も書いたとおり実質、人が通ることはないため、もし自分に何かあった場合、自分を見つけてもらえる可能性は0だと思います・・・。


 それに気づいた時は、脂汗が出てきたね・・・。つか、むしろ人生最大の危機じゃね?

 誰だよ!「雪が降ってくれて良かった」って言ったやつ! 自分だよ・・・orz


 とりあえず、歩いて降りれば、なんとかなるだろうと思って、とにかく降りることにした。
 でも下りの雪道なもんだから滑る滑る。その度にあやうく崖から落ちそうになるし「マジで死ぬかも」と何度思ったことか。

 結果的には、無事に降りてこれたけど、その怖さたるやハンパなかったことだけは伝えておきます。

 ちなみに下りにかかった時間は、登った時間の3倍かかりました。
 普通逆だよね。これで、どんだけ降りてくるのが大変だったか、わかってもらえたでしょうか?


 いい意味でも、悪い意味でも、雪が影の立役者になろうとは・・・。
 こんな立役者などいらんわ!


*1:前回も書いたけど自分のMTBは買ってから現在で24年経ってるのよ

↑ページトップへ