「人は一人では生きていけない」の意味
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冬の間はまるで枯れてしまっているかのように見える花々。どんなに寒くとも、雪が積もろうとも、ひたすら冬の寒さにじっと耐えている。
そしてやがて春が訪れ、待ってましたとばかりに、我先と一斉に咲く花々。
毎年繰り返されるその営みに、植物の生命力のすごさというものを感じざるを得ない。
以前、自分は「人は一人では生きていけない」という言葉が信じられなかった。いや、むしろ嫌いだった。
「どうせ誰も自分のことなど助けてくれず、最後は何でも自分一人で決めるしかないんだ」と思い込んでいた。
適応障害のカウンセリングの際(診断結果について参照)
先生から「あなたが自分なりに勉強して改善するよう努力してもらう必要がある」と指導されたとき、正直自分の心の中ではこう思った。
「自分はこんなに苦しんでいるのに、結局は自分一人で解決するしかないんじゃないか。藁にもすがる思いで相談にきたというのに、その先生ですら自分を助けてくれない。やっぱり相談するだけ無駄だった」
でも、今は先生が言っていたことが正しかったことが、十分理解できる。
自分の場合は薬で治るようなものではなく、自分自身が変わるしか解決方法がなかった。
#先生はカウンセリングによって最初からこれを見抜いていたのだろう。今になってさすが「プロ」だと感心してしまった。
自分はブログと出合い、ブログで自分自身を全部さらけ出し、自分と本当に向き合うことによってやっと自分を変えることができた。
もし意固地になって先生のいうことを信じず、自分が何も努力しなかったとしたら永久に改善されることはなかった。これは確信を持って、そう言えることだ。
今になって、やっと「人は一人では生きていけない」の本当の意味がわかるようになった。
やはり人は支えあっていかなければ生きていけないんだ。
人とのつながりの大切さ
人を想う気持ちの大切さ
そして、自分の気持ちを相手に伝える大切さ
それらは全て、「人」として生きていくために必要なことだったんだ。
ツツジがこんなにきれいな花を咲かせることが出来たのは、自分自身の力だけではない。
太陽と土の恵みを受けたからこそ、こんなにきれいに咲くことができた。
人もそうだ。人は誰しもが必ず誰かからの恩恵を授かって生きている。
その感謝の気持ちと
そして、感謝の気持ちを「ありがとう」と直接伝えることの大切さを
いつまでも忘れないようにしたい。
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