巫女のMさん(前編)
【オカルト】【カミカゼエース先輩シリーズ】「巫女のMさん」編
今回はオカルトネタはありません。というのもS先輩、Kさん、Kさんの妹のMさん、自分の4人で飲みに行った時の話なので。
あと、これは’08年9月上旬あたりの話です。
それでは本編です。
以前Kさんの妹さんが巫女さんをしているという話を聞いていたので、S先輩に相談してみた。
「あのー、Kさんの妹さんって巫女さんなんですよね。ちょっと会ってみたいなぁって思ってるんですけど、Kさんに言ってもらって、今度妹さん交えて4人で飲みに行くってことできないでしょうか?」
続きを読む○○峠の走り屋(後編)
【オカルト】【カミカゼエース先輩シリーズ】○○峠の走り屋(中編2)の続きです。
後日、S先輩がKさんから聞いたという、今回の事の真相について連絡をくれた。
S先輩がKさんに今回の件の話をしつつ、お札を見せたところ、Kさんからは意外な言葉が返ってきたという。
「えっ! 相手は本物の人間だったんですか?」
続きを読む○○峠の走り屋(中編2)
【オカルト】【カミカゼエース先輩シリーズ】○○峠の走り屋(中編1)の続きです。
そうして自分達は、その場で10分ほど待ってから再び走り出したが、その待っている間は1台の車とも出会うことはなかった。
そして走り出して間もなく、またS先輩が叫んだ。
「おい! また後ろにライトを消したままの車がついてきてるぞ!」
えっ!? と思い、後ろを振り向くと、あのフロントグリルのライトと車の形からして間違いない。さっきの黒のインプレッサだ。
続きを読む○○峠の走り屋(中編1)
【オカルト】【カミカゼエース先輩シリーズ】○○峠の走り屋(前編)の続きです。
その時1台の車が駐車場に入ってきた。
自分達は駐車場の端に車を止めていたので、その車まで距離があったのと、周りが暗かったせいでその車種まではよくわからなかった。
しかしフロントグリルの辺りに、まるでラリー車にでも付けるようなでかいライトを付けていたことと、こんなに離れているにもかかわらず、すごくマフラーの音がうるさかったことだけは覚えている。
○○峠の走り屋(前編)
【オカルト】【カミカゼエース先輩シリーズ】「○○峠の走り屋」編
前回Kさんがやばい目にあってしまったせいで、Kさんはお婆さん(Kさんの実家の神社の宮司をやっててめっちゃ霊能力が高い)にこっぴどく叱られてしまい、お婆さんから許可が下りるまでKさんはオカルトスポットへ行くことが出来なくなってしまった。
それでいい加減、S先輩も諦めてくれると思いきや、またどこからかオカルトスポットのネタを仕入れてきたようで、嬉々として自分に連絡をよこしてきた。
「おい。今度は○○峠に肝試しに行くぞ」
続きを読む戦時中の化学兵器実験施設(後編)
【オカルト】【カミカゼエース先輩シリーズ】戦時中の化学兵器実験施設(中編2)の続きです。
「あ、あと、もう一つ、これはさっきのことなんですが……」
「さっきのこと?」
「あ、あの。なんて言ったらいいんだろう……。あれで私が正気に戻れたんで、一応お礼は言うべき? なんでしょうか……」
「どうしたんですか?」
続きを読む戦時中の化学兵器実験施設(中編2)
【オカルト】【カミカゼエース先輩シリーズ】戦時中の化学兵器実験施設(中編1)の続きです。
急いでその玄関に戻って開けようとしたが、どうやっても開かなかった。
「もしかして外に誰かがいて、オレ達が中に入ったのを見て閉じ込めたんじゃないのか?」
「え、そんな、だってここに来るとき、他に道なんてなかったですよね。誰かが後ろをついてきたような気配もしなかったし」
と、そこまで言って、Kさんがついてきていないことに気づいた。
続きを読む戦時中の化学兵器実験施設(中編1)
【オカルト】【カミカゼエース先輩シリーズ】戦時中の化学兵器実験施設(前編)の続きです。
「おい、K。なんか霊みたいな気配を感じるか?」
「いえ、今のところは特に感じませんね」
「とにかく中に入ってみるか。B、入れそうなところ探すから手伝え」
そうして2人で建物の中に入れそうなところを探し始めたのだが、放置されていたという割には建物はしっかりしており、玄関はあったが鍵がかかっているようで開かず、窓は何か踏み台になるようなものがないと手が届かないような高さにあったため、諦めざるを得なかった。
続きを読む戦時中の化学兵器実験施設(前編)
【オカルト】【カミカゼエース先輩シリーズ】「戦時中の化学兵器実験施設」編
前回の○○沼でのオカルト話から程なくして、またS先輩からお誘いが来た。
「戦時中に化学兵器の実験に使われていた施設があるらしいんだが、今度はそこに行ってみるべ」
「えっ、またですか? いい加減勘弁してくださいよ」
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【オカルト】【カミカゼエース先輩シリーズ】「カミカゼエース先輩の話をしようと思う」(あとがき)
今回初めて、こういった文章を書いてみたわけですが、率直に言って「結構難しいな」と感じました。
最初は「自分が体験したこと書けばいいんだから、簡単だろう?」と思って書き始めたのですが、昔のことなんで忘れてる部分も結構あって、思い出し、思い出し書くのがこれだけ難しいとは。
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